相談のしやすさは仕事ぶりに直結する。「相談がしにくい職場」=「仕事ができない人間になる職場」

相談がしにくい職場にいると、仕事ができなくなってしまう人材になってしまうと思います。

一見すると、なんの関連性もないようにも見えますでしょうか。

 

ですが、周囲で働く同僚や先輩とは関わらずに自分だけで仕事を完結させようとすると、必ずどこかで詰みます。

順にその説明をしていきたいと思います。

 

仕事ができる人間になりたいのであれば、周りで働く人たちとは「気軽に話ができるような間柄」になっておくようにしましょう。

 



「相談がしにくい」と感じる職場にいると、仕事ができない人間になる

「相談がしにくい」と感じてしまう職場で仕事を頑張ろうとしても、その会社の業務を上手いことこなせるようにはならないでしょう。

「社員は家族」という例え方をされることがあります。

よくブラック企業の経営者が言っているイメージが強いですが、ある意味では正解だと思います。

会社で良い仕事ぶりを発揮するためには、同僚や先輩たちとリズムを合わせなければなりません。

「相談する自分」と「相談される相手」という関係性が、良く整っている必要があるわけです。

 

相談がしやすいと生じるメリット

もしも「相談がしやすい職場」であれば、同僚同士や先輩と後輩とで、おのずと細かい情報交換がされていきます。

業務に関する大切なものの共有はもちろんのことですが、細かい情報共有をおこなっていけば、それだけ頻繁にコミュにケーションをとることになります。

つまりは「相談がしやすい環境」というものが、社員同士の親近感を向上させることに繋がるのです。

 

親近感が湧けば、「同僚や先輩後輩のため」、「組織のため」。

そういった意識も芽生えてくるので、自然と仕事に対する意識も上向きになることが想像されます。

 

相談がしにくい職場

勝手な偏見ですが、役所の窓口の事務員たちは、おそらく相談がしにくい環境に置かれているのだと思います。

いつもつまらなさそうな顔をして、気だるさの中で頑張って仕事を行っているように見えます。

おそらくは、手続きの順番待ちをしている住民たちからの監視に常にさらされているから、職場に相談がしにくい空気感ができあがってしまっていることが理由のような気がします。

役所の従業員たちが、ちょっとでも業務についての相談をしようものなら、順番待ちをしている住民の中にいるクレーマー気質の人に目を着けられて、「何喋っとんだ、コラ!」なんて言われてしまうんじゃないでしょうか。

まぁ完全に僕の偏見ですが・・・。

 

とりあえず相談のしやすさが、社員や従業員同士の親近感を育むことは事実だと思います。

そしてその親近感がいい意味での忠誠心を育んでくれるのです。この部分は僕の体験からも、間違いはないと言えます。

 

個人プレーに走ると絶対に成功しない

会社の仕事はチームプレーです。

もしも職場に居心地の悪さを感じていても、「頑張って一人でなんとかするから大丈夫!」と意気込んで頑張ったってうまくいきません。

言ってしまえば、会社の業務というものも、ある種の情報戦みたいなところがあります。

「この顧客はどういう癖があり、それを満足させる自社製品は納期が足りている。しかし同僚のAくんの案件で使われているので、3~4日ほど納期がかかる・・・。」

そんな段取りを組むことができるのは、組織内にしっかりと情報網を張り巡らせることができている人だけです。

 

一人で頑張ろうという人も、しっかりとネットワークを張り巡らせるように努力をしていれば大丈夫なのでしょうが、居心地の悪さを感じている中でそれを行うことは、骨が折れると思います。

普段から同僚といい関係が築けていれば、普段のコミュニケーションの中から自然と情報網を張り巡らせることができます。

やはり仕事ができるようになりたいのであれば、チームで協力プレーをするように心がけた方がいいでしょう。

 



相談しやすい環境に変える方法

相談のしにくいような職場環境は「悪」です。

長期的に会社員という身分でやっていきたいのであれば、その環境のままでいると危ないです。

今すぐ変えるように努力をしましょう。

 

同僚や先輩たちに合わせる

同僚や先輩たちに合わせることで、彼ら彼女らはあなたのことを無意識に仲間だと認識しますし、自分自身も周りに溶け込みやすくなります。

まぁそこの会社で働いている以上は、法律的に「仲間」ではあるはずなんですがね。

 

趣味を合わせる

趣味を合わせることで、あなたは深い仲間として歓迎されるでしょう。

例えば趣味でギターを演奏するという先輩。

偶然僕はバイオリンを昔習っていました。

ここに「ギター」と「バイオリン」との楽器同士という共通概念が誕生しました。

楽器という話題を使って、徐々に先輩の方へ趣味を合わせていくのです。

場合によっては、先輩のギター趣味をバイオリンに寄せるように誘導してみるのもいいでしょう。

 

ただし、自分のもともとの趣味が周りとあまりにもかけ離れていた場合は苦痛です。

僕の場合ですが、僕は競馬やギャンブルに一切興味がありません。

ですが、僕の先輩たちは競馬の話で盛り上がっています。

お客さんとも「前回の●●杯が~」「ルメールがどうこう」とかそんな話ばかりで盛り上がっています。

僕はその話を聞いてからは、職場の人たちに趣味を合わせるパターンはやめました。

ほぼ自分を捨てることになるからですね。

 

ノリを合わせる

おそらく、こういった職場環境に悩んでいる人の職場にいる同僚や先輩たちは、根暗な人が多いだろうと思います。

根暗な人のノリに調子よく合わせていくことは、案外難しいです。

ですが、基本は同調してあげればOKです。

先輩の話には意見をせずに、ひたすら傾聴をしてあげるのです。

そして時たま相槌を打ってあげるのです。

「そうなんですね~!」「すごいですね~!」みたいな。q

なんだかどこかの夜の店にでもいってきてもらって、嬢に対応いただきたいような内容になるので、ダルいですね。

 

先輩が外交的なタイプであれば、適当にノリを合わせておけば何とかなるケースがあります。

いつも元気に、訳の分からない中身の無い話をしていれば、「本当ですか!?」「やばいですね!」とでも言っておけば、自然と仲間として認識されるはずです。

そして外交的ですから、相手からこちらにも歩み寄ってこようとしてくるはずです。

そうなってくれば、楽です。

 

転職する

これは最強の方法です。

転職をすることで、毎日の日常を再構築させることができます。

毎日を作り変えることができるのです。

毎日ギュウギュウの電車に乗っていた日々が、自転車で爽快に通勤する毎日になるかもしれないのです。

転職には、そんな魅力があります。

 

転職をすると当然、同僚も先輩も、全てがリセットされます。

最近のネットでは、スマホゲームのガチャになぞらえて「転職ガチャ」なんて呼ばれていたりしますね。

求人情報に書かれていることだけで全てを把握することは不可能。

実際に入社してみないことには、社内の雰囲気なんて分かりません。

そういった点が、このネット用語の由来となっているようです。

 

失敗する確率も、転職時の面接で「どんな人が社内にいるか」「どんな趣味を持っている人が多いのか」、そういったことを事と細かく事前に確認しておけば、減らすことができます。

しかし面接官がポンコツか、もしくは嘘の天才だったりすると、いくら面接時にあれこれ聞いたところで正しい情報を聞き出すことができません。

面接時には「人間関係は良いですか? or 悪いですか?」と言った「Yes or No」で応えられるような質問ではなく、「どういった趣味の人が多いですか?」などと面接官に考えさせる質問をするようにしてください。