絶対的に正社員になるべきは結婚して「子育て」などに興味のある人、しかもさらにその中の一握りに限る理由
日本の労働形態には大きく分けて2種類が存在していますよね。
大きく分けて無期雇用か有期雇用か。
簡単に言うと「正社員」か「それ以外」かですね。
世間一般的には正社員の方がよろしいとされてきており、社会的にも信用が得られやすいですよね。
ただし、だからと言って全員に「正社員」という無期雇用の肩書が似合っているかと言われれば、僕はそんなことはは無いように思います。
別に「それ以外」の、いわゆる有期雇用で生きていった方が向いているという人もいていいでしょう。
ただし結婚して子供を産んで、高等教育を受けさせたいという「夢」を持っていなければの話です。
正社員になるべき人は、最低限は「結婚」と「子育」に興味を持っていなければならない
正社員という無期雇用の肩書を入手すると、「安定」が手に入ります。
まぁ実際に安定しているかどうかはこのご時世よく分かりませんがね・・・。
「正社員」が安定しているのは「非正規などの有期雇用と比較すると」のお話だと思います。
少なくとも正社員を「絶対的な安定」だとは思わない方がいいでしょう。まぁその話は今回は致しませんので、置いておきまして・・・。
とりあえずは世の中的にも比較的安定しているとされている「正社員」。
ですから例えば長期的に結婚をして、子供を産んで育て行くには理想的な身分ということになります。
「非正規」などの有期雇用だと、「正社員」でいるよりもいつ契約満了になるかの恐怖におびえながら日常を過ごすことになります。
結婚はできたとしても、長期的に子供を育てていくには不安な状況ですね。
なので子供を育て行くならば「正社員」であった方が気持ちが楽であることは確かです。
自分自身の精神のためにもなるでしょうし、家族や子供本人のメンタルもそれで安定すると思います。
子供に高等教育を施したいのであれば、なおさら正社員であるべき
正直、産む子供を少数とかにして、質素な生活を心がけていくようにすれば「非正規」などの有期雇用でも子供を育てていくことはできるとは思います。
それはそれで幸せな家庭を作っていくことはできるでしょう。
しかし高等教育を施したいのであればなかなか難しい問題になってくるのではないでしょうか。
高校は義務教育でありませんが平成31年の文部科学省の調査によると98.8%ほどが進学していきます。
つまりほぼ全員が進学していることになりますね。
なので義務教育が修了したとしても、少なくとももう3年間分の学費を賄う必要がでてきます。
その場合でも、公立高校なら3年分なら頑張ればなんとかなるかもしれませんが、私立高校だと金額が大きくなることが殆どですよね。
このため「正社員」として長期的に学費の貯蓄をしている方が、「非正規」として働いていくよりも有利になってきます。
高校を卒業した後、さらに大学に入学するようであれば、その金銭負担はより大きな問題になってくるでしょう。
こちらも国公立であればマシでしょうが、特に僕のように私立の美術大学ともなってくればその金銭負担も高校の比ではありません。
子供の将来を考えてしまうと、必然的に「正社員」でいることのメリットを無視すルことができなくなってしまうわけです。
逆に、子供に高等教育を受けさせたくないのであれば、正社員でいる必要はない
つまり言い換えてしまえば、子供に高等教育を受けさせたくないのであれば、正社員でいる必要がないということになりますね。
子供を中卒まで面倒を見てしまえばいいわけです。
ここまでして、親としての最低限の責任だけを果たすのであれば、「非正規」でも子供を設けて育てるのもありだと思います。
しかしこの方法を採ってしまうと子供本人のためになりません。
グレてしまう可能性だって高まるでしょう。
中学校を卒業したほとんどの子供は高校に進学していくわけですから、周囲と同じように歩んでいく道を親の勝手なエゴによって絶たれてしまったのであれば、子供本人としては生まれてきた親を選べなかった自分自身の宿命を呪うでしょう。
なので、子供を産むのであれば最低でも高校卒業までの面倒は見てあげるようにしましょう。
もちろん高校で子供本人が何かの犯罪行為を犯してしまって、退学などを強いられてしまったりしたのであれば、その限りでもないと思いますが・・・。
子供を産む気が無いのであれば、非正規として人生を謳歌しよう!
前半は「正社員」と「子育て」の関係性についての説明をさせていただきました。
「正社員」の安定性が「子育て」と非常に相性がいいという内容です。
ここから考えていくと、もしもあなたが「子育て」に興味がなかったり、多少あったとしても「将来の子供の人生」よりも「自分の人生」の方が大切なのであれば、「正社員」ではなく「非正規」として働いていって、人生を謳歌していっても全然アリだと思います。
なぜ「正社員」ではなく「非正規」なのか
なぜ「非正規」の方が人生が充実するのでしょうか。
それは「非正規」の場合、「正社員」と比較すると多の場面で責任が軽いからです。
責任が軽いと、例えば残業が無かったり、無駄な付き合いがなかったり、休日出勤がなかったり。
いい意味で「会社の人間ではない」わけです。
もちろん契約上はそこの会社の、例えば「契約社員」として、所属はしているでしょう。
しかし組織のトップから会社の「顔」として見られることは少ないです。
「非正規」なので、組織側も「投資」して育成しようとするのではなく「経費」として労働者のことを考えている面があります。
言い方が割るかもしれませんが、業績が悪くなったらまっさきにクビにする「使い捨て」要因です。
世の組織の中には「非正規」の人に「正社員」並みの働きぶりを要求してくるところもあると思います。
悪い意味で、「非正規」の人を使い捨てようとしています。
そういった組織で働いていると「非正規」と「正社員」の悪いところ取りをしていることになるため、その場合は早々に退職しましょう。
拘束がゆるいから、プライベートに時間を当てることができる
責任が軽いと、必然的に組織からの拘束がゆるくなります。
拘束がゆるくなると、給料面が少ないというデメリットはあるでしょうが、その代わり自由な時間を多く確保することができます。
この時間帯というものが、非正規の特権であると言っても過言ではないでしょう。
この時間をどう使うか。
趣味の時間に充てても良いでしょうし、自己啓発の時間に充てても良いでしょう。
このご時世ですから、「正社員」として細々と安定的にやっていくよりも、自由な時間を使って何かの事業を興したほうが、最終的に「正社員」でいるより充実した人生を送ることができるかもしれません。
ちなみに僕はその方向を狙っております。笑
「自由時間を多く確保すること」が目的ならば、そういう正社員をみつければいいのでは?
「非正規」のメリットは自由時間の確保です。
それならば「自由時間の多い正社員に就けばいいのではないか」そう思う人もいらっしゃるでしょう。
しかし僕の経験上、それはおすすめできません。
なぜならば「正社員」は、組織の「顔」の一人として働き、組織から「投資」をされる立場である以上、常に成長を求められつづける立場にあるからです。
今日よりも明日、明日よりも明後日・・・。
求められる期待が日に日に増していきます。
もしもあなたに、そういった周囲からの期待を一切無視することができる能力が備わっていれば、それでもいいのかもしれません。
しかし多くの人は、どうしても周囲からの期待などを嫌でも意識してしまうのではないでしょうか。
そういったものから一線を画すことができるのは、やはり「非正規」のみです。
僕は組織から成長を求められ続ける身分に、どうやらストレスを感じてしまう性格であるのかもしれません。
このため「正社員」という身分がどうも性に合いません。
いくらホワイト企業に属していようとも、「非正規」でいる方が快適に感じます。
結婚に関しては正直どちらでもいい
よく「結婚するのなら正社員」という意見がありますが、それには疑問を感じずにはいられません。
結婚とは、価値観のあった2人が、籍を共にすることですよね。
であれば、同じような価値観を持った2人であれば、労働形態が「正社員」か「非正規」かなんて関係ないんじゃないでしょうか。
たぶん「結婚するのなら正社員」というような意見が一般論として出回っている背景には、上にも記述した「子育て」の部分が大きく関わっているからであるように思います。
確かに結婚を超えて、子育ての部分まで考慮するのであれば、この意見に反対を唱えることは難しいように思います。
しかし、仮に結婚だけして子供を作も作らず、価値観の合う2人だけで幸せに暮らしていくのであれば、何も「非正規」でいい、むしろ「非正規」の方が「正社員」よりも楽しめるような気がします。
理由は、一つ上の段落でも既述したように、「非正規」の方がプライベートな時間が増えて、家庭に時間をかけることができるからですね。
二人の時間を楽しむのであれば、「非正規」の方が良いでしょう。
まとめ
責任を持って、子供を真っ当に育て行く将来を求めるのであれば「正社員」でいた方が楽でしょう。
しかしそうでもなければ、無理して「正社員」い続けるよりも「非正規」でいる方が人生を楽しめると思います。
結婚に関しては、子供さえ設けずにお互いがお互いで自立していれば、問題なくできると思います。
「正社員」か「非正規」かを隔てるポイントは「子育て」ですね。
自分の人生に「子育て」が必須であるかを考えて、そうでも無ければ「正社員」を続けていくことの方が「非正規」でやっていくよりも不幸である可能性が生じることを疑ってみてもいいかもしれません!
●今回のまとめ
「正社員」 or 「非正規」
決め手は「子育てに興味があるか」
→ 子育てをしていきたいなら「正社員」
:安定的に教育費を稼ぐことができるため
→ 別に興味がないのであれば「非正規」
:自由な時間が増えて趣味が充実するため
※趣味派でも、「拘束時間が少なくても正社員」への就職はオススメしません!
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