Googleアナリティクスの「プロパティの移行」が上手くいかない!? 移行先のプルダウンに何も出てこない!? 僕はこの方法で解決させました!

当ブログでもアクセス解析のためにGoogleアナリティクスというものを導入しております。

おそらくは多くのブログ運営者が導入をしているツールなのではないでしょうか。

このGoogleアナリティクスがあるおかげで、ブログの一日のアクセス数などを確認することができているわけなのです。

しかし導入当初に(「今でも」かも・・・)まったく訳の分からなかった僕は、変に設定をしてしまって、あとあと管理のしにくい状態になってしまいました。

 



詳しく説明すると、Googleアカウントとして「アカウントA」「アカウントB」が出来上がり、それぞれにアナリティクスの設定してしまったのです。

その結果、「『GoogleアカウントA』のアナリティクスアカウントA・B」「『GoogleアカウントB』のアナリティクスアカウントC・D・E」と、合計2つのGoogleアカウント5つのアナリティクスアカウントが出てきてしまいました。

そんな状態で、僕はブログ運営を「GoogleアカウントA」で行っているのにも関わらず、アナリティクスでは「GoogleアカウントB」の物「アナリティクスアカウントD」を長期間使ってしまったのです。

この状態のままで運営できなくもないのですが、今後を見据えておくとやはり統一をした方が都合はいいですよね。

 

この記事では、Googleアカウントとアナリティクスアカウントの関連付けをいったん解除し、任意の組み合わせで再構成するための方法についてを確認していきます。

鍵となるものは「プロパティの移行」です。

 

Googleアナリティクスの「アカウントB」から「アカウントA」へ、特定のプロパティを移行する方法

結論から言いますと、「プロパティの移行」が上手くできれば、アナリティクスの整理整頓はできます。

ただ、結構いろいろな方がこの「移行する方法」についての記事を纏めているので、情報としては新鮮味はあまりないかもしれません。

今回の僕の記事のウリは、記事の後半から記述している「所定の操作を行っても、プロパティ移行が上手くいかない場合」にあります。

なので「プロパティの移行方法自体は、知識としては知っている!」という方は前半はすっ飛ばしていただいても結構ですよ。

さて、ここからは念のために、アナリティクスのプロパティを移行する方法を確認していきたいと思います。

 

「プロパティの移行」をする、最も普通の方法

まずGoogleアナリティクスの管理画面に入り込みます。

すると以下のような画面が広がりだすはずです。

 

左下にある□で囲われている歯車のような形のアイコン「管理」をクリックしましょう。

 

また何やら画面が変わりますね。

横書きの項目が、綺麗に縦に3列並んでいます。

左から順に「アカウント」「プロパティ」「ビュー」です。

今回の操作で使う「シマ」は、中央にある「プロパティ」です。

「プロパティ(※)」に、移行元にしたいものの名前が入っていることを確認しましょう。

移行元にしたいものの名前があることが確認できたら、こちらにある項目の一番上にある「プロパティ設定」をクリックします。

 

するとこのような画面になると思います。

この画面になりましたら、右上の方にある「プロパティの移行」をクリックです。

 

お次はこんな画面になります。

ここで「移行先のアカウントを選んでください」のプルダウンをクリックすると、移行先の候補となるアカウントが出てきます。

この中から移行先にしたいアカウントを選択します。

ついでに写真にあるように、チェックボックスをクリックしてチェックを付けておきます。

 

この状態になってくるかと思います。

そうしたら、下の方にある青いボタン「移動を開始」をクリックしましょう。

数分程の時間を要した後に、プロパティの移行が完了します。

 

これで一通りの「プロパティの移行」の操作は完了になります。

 

「プロパティの移行」が上手くできないのだが?

ここからは後半になります。

前半は、おそらくはいろんなブログなどでも書かれているような、「プロパティ移行の手法」についての説明でした。

僕は前半の操作をやろうとしても、どういうわけか上手くできませんでした。

ということは、「僕と同じような状態に陥っている人だって、きっと少なからずいる」と僕は思いました。

ここからの文章は、そういった人向けのものになります。

 

「移行先のアカウント」に何も表示されていない

もしかしたら、「移行先のアカウント」のプルダウンをクリックしても、何も表示されていないという場合もあるかもしれません。

ちなみに僕はこのパターンでした。

僕が参考にしていた他の情報ブログでは、ごく自然な流れで「プルダウンをクリックして、移行先に指定したいアカウントを選択しましょう!」と案内してくるため、その「移行先にしたいアカウント」すらも表示されていなかった僕は、この時点で詰みかけました。

「お金を払ってでもいいから、誰かにやってほしい・・・!」

そんなことをも考えたりしたものでした。

 

アカウントデータを同期させる

解決をするためにいろいろ試行錯誤をしたものの一つに、アカウントを同期させたことがあげられます。

やり方はこうです。

 

アカウント ユーザーの定義

まずは左下の歯車マーク「管理」の画面から、左の列「アカウント ユーザーの定義」をクリックします。

するとこのような画面が出てくるはずです。

おそらく僕のように移行先すらもプルダウンの選択肢として表示されないという方は、ここに出てくるGoogleアカウントが1つしか確認できない状態になっているのではないでしょうか。

(複数ある場合は、読み飛ばしてください)

現状では、Googleアナリティクス側でもこの一覧に表示されているアカウント間でのやりとりしかできないことになります。

この問題を解決するためには、右上にあるプラスマークから、移行先に指定したいアカウントを追加してあげる必要があるわけです。

 

移行先のアカウントを追加してみよう

移行先のアカウントの追加も完了すると、先ほどのアカウントの一覧にはもともとのアカウント追加をしたアカウントの2つが表示されることになると思います。

この時点で、2つのアカウントが同じ管理権限を持った人の所有するものとなりました。

これで「プロパティの移行」時のプルダウンでも表示されると思います。

 

しかし、設定が反映されるまでに少し時間が必要なのがGoogleのサービスです。

再度の実行をする前に、念のためにPCを再起動させておいたほうがいいかもしれません。

(あまり関係ないかな?)

 

「プロパティの移行」の再試行

さぁ、これでどうでしょう。

前半に説明をした内容を再度やってみてください。

移行先のプルダウンには、思ったような選択肢が出てきましたか?

 

それでも出てこない場合

それでも移行先のアカウントの選択肢が出てこないのであれば、以下のことを確認してみてください。

Google側の処理待ち

しっかりと設定をしたのにも関わらず、移行先アカウントの選択肢が出てこないのであれば、それは単に処理が修了していないことが理由にあるのかもしれません。

その場合はイライラせずに、Google側でしっかりと処理されるまで待ってください。

待っていられずにいろいろとごちゃごちゃやると、それこそ訳の分からない泥沼に自分でハマりにいってしまうことになるでしょう。

 

「Googleマーケティングプラットフォーム」から、アナリティクスアカウントの関連付けを直接いじる

Googleのサービスの一つにGoogleマーケティングプラットフォームというものがあります。

正直、「どんなものなのか知らない!」という人が多いのではないでしょうか。

僕もこのサービスの存在は先日初めて知ったのですが、このツールを使えば「アナリティクスのアカウント」を特定の「Googleアカウント」での管理画面に表示させることができるようです。

アナリティクスのアカウントが、どのGoogleアカウントに関連付けられるかを任意に指定することができるのです。

 

 

持っている全てのGmailアドレスを登録し、それぞれのアナリティクスアカウントを一括に関連付ける

「プロパティの移行」のプルダウンをクリックしても思ったように移行先が出てきてくれないことの理由の一つに、持っているアナリティクスアカウントの権限がバラバラであることがあります。

このことが理由の場合は「Googleマーケティングプラットフォーム」の機能を使って、持っているGoogleアカウントやアナリティクスアカウントを一元化すれば解決するように思います。

この記事では長くなるため、詳細な操作方法ついては別記事で解説いたします。

「プロパティ移行」ができなくて悩んでいる方は、宜しければそちらの記事も引き続きご覧ください。

 

それでも解決しない場合

Googleマーケティングプラットフォームで、しっかりとアカウントの一元化をした・・・。

それなのにも関わらず、相変わらず「プロパティの移行」ができない場合・・・。

その場合は正直僕も分かりません。

ごめんなさい。

 

設定も正しくできて、かつGoogleによる処理待ちの可能性もない。

となると、単純にアカウント側の「バグ」だったり「エラー」が原因である可能性も出てくるでしょう。

そのような場合は、非常に面倒かもしれませんが一度Googleにお問い合わせをしてみることが宜しいかと思います。

ユーザーができることには限界がありますからね・・・。