ピアノを趣味レベルで習得する場合は独学で十分? それとも音楽教室に通った方がいい? 4つのポイントで確認!

2020年3月20日

今回の記事では、ピアノを習得する場合は「独学」で十分なのか、それとも「音楽教室」に通った方がいいのかを、語ってみたいと思います。

 

ピアノを趣味レベルで習得する場合は、「独学」か、それとも「音楽教室」か

あくまで趣味レベルでの習得を想定した大人の場合で考えた場合。

ピアノを身に付ける方法として「独学」がいいのでしょうか。

それとも、しっかりと「音楽教室」に通った方がいいのでしょうか。

 



大人の趣味レベルであれば「独学」がオススメです!

これは、あくまで僕が導き出した結論です。

もしも大人がピアノを趣味として身に付けるのであれば、わざわざ音楽教室に通う必要はないように思います。

それこそ独学での習得ということで十分でしょう。

 

いや、むしろ「独学の方が好ましい」とさえ感じます。

 

 


音楽教室に通うよりも独学の方が好ましい4つの理由

では、なぜ音楽教室に通うよりも、独学で習得をするようにしたほうが好ましいのか。

以下からは「その理由について」を説明していきたいと思います。

 

 

1:お金がかからない

独学でピアノを学習する場合は、当然ながら月謝などのお金がかかりません。

楽器そのものを持っていない場合は、別途楽器を購入する必要があるわけですが・・・。

 

仮にそうだとしても、教室の月謝が発生しないことに変わりありません。

その分経済的にピアノを学習することができます。

 

 

2:自分のペースで練習できる

独学の場合では「●曜日は●時に教室にいかなけばならない!」という強迫観念とは無縁の環境でピアノと向き合うことができます。

仕事で残業が長引いてしまったときはもちろん、なんとなく気分が乗らなくて家でボーッとしていたいときでも、独学であれば自由にピアノから離れることができます。

 

なんでもそうだと思いますが、物事の上達には「楽しみながらできるか」が重要であると思います。

このため、「無理なく学習できる環境かどうか」という点は、ピアノの上達においても非常に重要な要素になってくるのです。

 

 

3:人前での演奏を強要されることがない

音楽教室にいると、定期的に「演奏イベント」などの勧誘のようなものを受けます

 

ピアノではありませんが、僕もバイオインなら教室で習っていた過去があります。

僕が通っていたバイオリン教室は月に一回は「演奏会」の勧誘のようなものがありました。

音楽教室側もビジネスですから、なるべくそういう会に生徒たちに出てほしいと考えているわけなのです。

 

なので演奏会に参加をすると、教室から喜ばれます。

逆に参加をしないと教室から嫌な顔をされます。

参加はあくまで任意ではあり、強制されるようなものではありません。

ですが、「教室での居心地の良し悪し」を考えさせられるようなものであると僕は感じます。

 

ちなみに僕がバイオリン教室でバイオリンを習っていた時は、一度も演奏会に参加することはありませんでした。

 

 

4:「損した!」という気分にならない

音楽教室に通うとなると、例えば以下のような契約での通いになるかと思います。

 

契約内容:「月に1万2000円の月謝で、週に1回、30分のレッスンが受けられる」

あくまで教室通いになる一例です。

 

もしもやる気満々で、「1分でも学費を無駄にできない!」と意気込んでしまうと、自然と「払い損をするわけには行かない!」という気持ちも湧いてきてしまいます。

「安くはない月謝を払うのだから、少しでも無駄を減らしたい!」と。

正直、この気持ちがあれば、ガツンと上達をすることができるでしょう。

 

しかし、その代わりに日常の重点をピアノに置いてしまうことになってしまいます。

こうなると、毎日の仕事よりもピアノに重点を置いたような生活になってしまうかもしれません。

上達には好ましいですが、日常がおろそかになります。

ある意味で「諸刃の剣」のようなものですね。

 

これからピアニストにでもなるのであれば、それでもいいのでしょう。

ですが「趣味としてのピアノ」であるならば、この感情をほどほどに抑えておくようにした方が、よろしいかと思います。

 

 


独学よりも音楽教室の方が優れている点

上に4つほど独学の良さを上げました。

ただ、もちろん絶対的にピアノの学習は音楽教室より独学の方が素晴らしいかと言われれば、そういうわけでもありません。

 

別の記事で「自分が『独学の方が向いているのか』それとも『音楽教室の方が向いているのか』を確認する方法」について書いたものがあります。

そちらで音楽教室について説明しようと思いますので、興味のある方はそちらもご覧ください。

 



ピアノを独学で身に付けるための2つの主な方法

ここからは「ピアノを独学で身に付けるための方法」についてを確認していきたいと思います。

 

1:テキストで学習

ピアノを独学で学習する一つ目の方法は「テキスト」を使って学習することです。

もはや定番すぎてなんの感動も覚えないかもしれません。

やはり何をするにも「基礎的なことが身に着いているか」は非常に重要です。

ピアノなどの楽器の場合であっても、それは例外ではありません。

 

 

基礎からしっかりと学べるテキストが良い!

いろんなテキストが世には溢れています。

そのなかでも基礎からしっかりと学べるものが僕としてはいいように思います。

 

基礎とはすなわち、「音階」「指使い」「コード」のことであると僕は思っております。

目指したい方向やジャンルにもよる場合もあるかもしれません。

ただこれらの要素は知っていれば様々な場所でリンクし合うようなものであると思います。

クラシックだろうがジャズだろうがポップスであろうが。

ジャンルを問わずに曲をいろいろと分解していくと、このような基礎的な要素に分けられるように思います。

なので、「音階」「指使い」「コード」に幅広く触れることができるようなテキストがベストであると、僕は思います。

 

●僕が思う「ピアノの基礎」

1:音階

2:指使い

3:コード

 

 

 


2:ネットで学習

テキストで学習する以外には、現代の文明の恩恵を活用して「ネット」で学習する方法もあると思います。

ネットで学習する場合は、「視覚」と同時に「聴覚」での学習も自然とはかどるため、ある意味ではテキストよりも効率的なピアノ学習ができるかもしれません。

 

 

YouTubeなどの動画

YouTubeなどの動画を利用して、ピアノの学習をおこなうこともできるでしょう。

テキストでは得ることのできない、映像によるレッスンを「目」と「耳」から受けることができます。

しかし動画という性質上、再生時間には尺があって、時間にも制限があります。

何度も何度も再生する手間もあるため、時には煩わしさともなって感じてしまうかもしれません。

 

 

独学用のレッスンサイトやブログ

インターネットの世界には、独学用のレッスンサイトやブログなども存在しています。

そのようなものの存在を利用させてもらって、自身のピアノスキルを高めていくことも方法の一つとしてあるでしょう。

しかし、運営者の方が単に「ピアノの経験者」であるだけの場合が多いです。

同様に、教えることやサイトやブログ運営については素人である場合も多いです。

学習効率を考えると、もしかしたら悪いかもしれません。

 

 


オススメは紙面テキストでの独学!

時代が進んできたとはいえ、やはりオススメの学習方法としてはテキストによるものが良いように思います。

自分のペースで自由に進めることができるからです。

また指使いなどのメモ書きも、紙面であれば簡単にすることができますしね。

 

もしも趣味レベルでピアノを上達させたいのであれば「独学」で習得をすることを、まずは選択肢にいれて考えてみてください!