無い内定(NNT)でもなんとかなる話。僕は既卒で就活しました。

2021年4月13日

就活がうまく行かなくても大丈夫。

案外なんとかなってしまうものです。

 

今回の記事では、就活が「何とかなってしまうもの」であることを、僕の体験談を交えながら説明していきたいと思います。

 

 

就活なんて何とかなる!

就活なんて、何とかなりますよ。

安心してください。

 

僕自身も「無い内定」のまま大学を卒業してしまった過去があります。

そして大学卒業してから2か月後の6月から、新社会人としてデビューを致しました。

 

大学4年生の頃は、それこそ、

Dai
「無い内定(NNT)のまま卒業を迎えてしまったらどうしよう・・・。」

あるいは、

Dai
「そもそも就活に必死になりすぎて大学を卒業できるかわからない・・・。」

なんて、負のことを考えてしまうこともありました。

2021年現在までに何度か転職も経験し、今はホワイト企業の従業員として毎日生きています。


既卒で就活しても何とかなる理由

では、ここからは「なぜ既卒で就活しても何とかなるのか」を考えていきたいと思います。

 

無い内定で卒業しても死ぬわけではない

無い内定で大学を卒業してしまったとしても、死んでしまう訳ではありません。

当然ですが、その日の晩御飯を食べることができますし、夜に温かい家で眠ることだってできるはずです。

 

…でも、もしかしたら精神的に参ってしまって「食べ物が喉につかえて食べられない!」とかいう状況にもなってしまうかもしれませんね。

その気持ちはよく分かります。

 

ですが、不安さえ感じなければいつも通りに毎日を送ることができるはずです。

内定を得られないこと自体は、明日あなたの命が尽きてしまうこととは、絶対的に無関係です。

 

 

既卒でも就活ができる

既卒(卒業後3年以内)でも問題なく就活はできます。

この世の中は、多くの企業が「新卒!新卒!」と新卒を求めています。

この傾向は、会社の希望が大きければ大きいほど、強くなります。

結果として「有名で人気の大企業」に入社する場合は、学生のうちに企業の内定を手に入れなければなりません。

 

ですがこれは裏を返せば、そこまで「有名でもない企業」に入る場合であれば、新卒以外(既卒など)でもよくなるわけです。

下の添付ファイルを見ればお分かりいただけると思いますが、世の中の殆どの企業が中小企業です。

つまり世の学生は、この1%以下の企業に入社するために、エネルギーを注いで頑張っていることになるのです。

 

今となって僕が思うことは、「就活生って、本当によく頑張るなぁ~」というすかした感想です。

…はい、すみません。

とにかく、既卒でも大丈夫。

この99%の中小企業をターゲットに設定して、既卒の「就活生」として活動ができることを、どうか覚えておいてください。

参考資料:最近の中小企業の景況について(pdf)

 

 

就職する以外でも生きる方法はある

頑張って就活した結果、内定を貰った会社で働くことは、あくまでも生き方の一つにしか過ぎません。

就職して働くこと以外にも、生きていく方法はいくらでもあります。

有名どころはフリーター。

ただ、単に「フリーター」と言われてもマイナスなイメージを持たれてしまう人が多いかもしれませんね。

ですが、意外と良いですよ、フリーター。

東京であれば、例えばコールセンターなんかであれば時給も良く、福利厚生も悪くないところが多いです。

場合によっては、へたな正社員よりも快適な毎日を送ることができます。

 

また、コールセンターの内容にもよりますが、トークスキルコミュニケーションスキルも身に付けることができます。

これらのスキルが備われば、転職する際にかなり有利になります。

 

心に余裕を持つことの大切さ

無い内定の人が不安に駆られてしまう原因としては、自分の卒業後の未来に光が見えないことが大きな要因として挙げられると思います。

 

具体的には、

・周りの同級生や友人などは就職先が決まっているのに、自分だけは決まっていない…。

・将来の先行きが真っ暗のため、進むべき道しるべを見出すことができない…。

など…。

 

こんな状態から不安感が募り、心から余裕が失われてしまうのです。

 

 

他人は他人、自分は自分

人は人、自分は自分。

他人の進路が決まっており、自分は未定である場合でも、焦る必要はありません。

 

いえ、どうしても焦ってしまう気持ちは分かります。

僕もそうだったので・・・。

ですが、結局は他人は他人でしかなく、あなたではありません。

あなたはあなたのペースで進路を決めていけばいいのです。

 

 

周囲と比較するな!

自分を周囲と比較してはいけません。

比較すると、ものすごく焦ってしまうからです。

 

焦ってしまうと、正常な判断を下すことができなくなります。

そしてその結果として、誤った選択を取ってしまいがちです。

 

例えば、内定欲しさのあまり「履歴書は不要です!」と言っている企業があったとします。

求職者
「どこでもいいから内定が欲しい…!」
企業
「うち受けてみませんか?履歴書不要ですよ。」
求職者
「エントリーします!」

エントリーした結果、面接も容易に突破。

無事に内定を貰えたとします。

企業
「内定です。」
求職者
「やったー!」

ですがそのままそこで働いても、おそらくは離職率の高い職場である可能性が高いです。

内定を比較的簡単に貰うことはできたかもしれませんが、あとあと後悔することになってしまう恐れがあります。

 

もちろん、そういった企業でもいいところはあるかもしれません。

しかし、おそらくは大きなコールセンター業務をフリーターとして経験していった方がいいと思います。

 

焦りは禁物です。

周囲と自分を比較することは止めましょう。

 


新卒入社できないとカッコ悪い!?

新卒で企業に入社できないと、カッコ悪いのでしょうか。

そんなことはありません。

僕はそう思いませんし、なんせ僕自身は既卒で就活して社会人になりましたし…。

 

もちろん、大学を卒業してそのままストレートで社会人デビューを飾った方が、時間の効率は良いです。

ですがそれ以外の部分(優秀or無能か、カッコいいか、等々…)は、正直言ってどうでもいいです。

 

 

新卒が重宝される理由

世の中は新卒入社の新社会人を求め傾向があります。

また、卒業後3年以内の既卒生も、それなりに需要はあります。

これは何故なのか、考えたことはありますか。

 

洗脳しやすいため

企業が若い人(特に新卒)を欲しがる一番の理由は、新人の場合であれば洗脳しやすいからです。

「社会とはこういうものだ」という、あくまでその会社での常識にしか過ぎないようなことを、あたかも日本の社会全体がそうであるかのように思い込ませることが比較的容易なのです。

もしもこれが中途入社の社員の場合だと、変なことを教育してしまうと「え、前の会社だとこうだったのに…。」という疑問を持たれて、反発されてしまいます。

 

また新卒生であれば、採用する企業的にも人件費を節約することができます。

他を知らない新卒生であれば、超絶有能な新人であっても大体月収20~30万くらいか始めさせることができます。

「君は20万円の価値しかない」と言われてしまえば、新卒生は信じ込んでいまいます。

仮に「月収100万円を払う価値のある新卒生」であっても、です。

学生たちは、こういった大人の事情も知らずに「新卒で就職するぞ!」と頑張っているわけです。

 

 

周囲の期待に応えられなくても気にするな!

仮に「新卒で良い会社に就職する」ことを、親や家族などから期待されていたとしても、それに応える必要はありません。

確かに、仮に良い会社への入社を期待されていたのにできなかった場合は、もしかしたら失望されてしまうかもしれません。

 

ですがそんなことで本気で失望してくる親や家族などは、あなたのことをただの「投資対象」としてしか思っていません。

本当の家族であれば、一番辛いのがあなたであることは、理解してくれるはずです。