面接が苦手な人は必見!転職を成功させる僕の必勝法をご紹介!
今回の記事では、面接で無双する方法をご紹介します。
先に答えを書いてしまうと、面接で無双するためには「傾聴力」を身に付けることです。
傾聴力さえあれば、面接で失敗するリスクを最低限に減らすことができます。
面接で無双する力、「傾聴力」!
面接で無双する方法は確かにあるのです。
先ほども少し触れましたが、それは「傾聴力」を身に付けてその力を面接中に発揮することです。
たったこれだけのことをするだけで、面接はかなりの確率で突破することができるはずです。
かくいう僕自身も、今までの人生で4回転職活動をし、累計で10~15ほどの企業と面接をしてきました。
最初の方こそは失敗もしましたが、だんだんと「お祈り」をされることも少なくなり・・・。
今では「内定を貰うこと」の方が当たり前になってしまいました。
傾聴力が身に着いた転職希望者は、無敵です。
<注意>
※今回ご紹介する方法は、おそらく40代、50代の転職希望者には合わないと思います。
20~30代の比較的若い世代であれば、有効活用できるはずです。
「傾聴」が面接に効く3つの理由
では、どうして「傾聴」をすることが、面接に効果的になってくるのでしょうか。
その前に、まず考えてみたいことがあります。
「どうしたら面接で結果を残すことができるのか」です。
面接で結果を残すためには、ズバリ少ない時間の中であなたの「優秀さ」を企業の担当者に感じさせてあげる必要性があります。
仮に、自分から「私は優秀です!」といくら主張したところで、企業側に「いや、そうとは思えませんなぁ」と感じられてしまっては、失敗です。
つまり、企業側に「この人は優秀そうだ!」と感じてもらうために、いろいろ仕向けることが、面接で無双するためのカギとなってきます。
「傾聴」には、自分を「優秀である」と面接官に感じさせてしまう魔法の心理効果があるように、僕は思っています。
以下にその理由を説明していきます。
1:傾聴で「コミュニケーション能力が高い」と思わせられる
「傾聴」が面接に効果的である1つ目の理由に、傾聴をすれば「コミュニケーション能力が高い」と面接官に思わせられる点が挙げられます。
人は、基本的には「自分の話をよく聞いてくれる人」に対して、「コミュニケーション能力が高い」と感じる傾向があるようです。
また同様に、「好意的な感情」を抱く習性もあります。
企業の面接官も、結局は人です。
このため、面接官の話をしっかりと傾聴してげることで、面接官の心をしっかりと捉えることが出来ます。
企業の採用の場ですから、面接官としては求職者にしっかりと傾聴してしまわれると、
「この人、コミュニケーション能力が高いなぁ!」
「めちゃくちゃ優秀そうだな!」
と感じてしまうわけです。
結果的に、ただ話をしっかりと傾聴しているだけなのに、企業から好意的な評価を受けることができてしまうのです。
2:傾聴で「自社に合った人材」であると思わせられる
2つ目に「傾聴」が良い理由として、企業に「自社に合った人材」であると思わせられる点が挙げられます。
企業も、存続をかけて新しい人を採用していかなければなりません。
そして、そんな企業には、それぞれに「営業方針」であったり、「社風」があったりします。
もしも採用した人材が、会社の営業方針や社風と合っていなかったりすると、新しく採用した人材が力を発揮できない恐れがあります。
それどころか、最悪早期退職してしまう可能性だって出てくるでしょう。
せっかくコストをかけて採用した人材にすぐに辞められてしまっては、企業としては痛いです。
このため、企業は採用活動時には「自社に馴染めそうか」という点も判断材料の1つにします。
求職者としては、面接時にしっかりと「傾聴」をすることで、企業が「どういった人材を求めているか」を見抜くことができます。
企業の求めている人材がどういったものなのかが見抜ければ、あとはそれに最適な振舞いをすればOK。
自然と内定を獲得することができるはずです。
3:質問の「本質」を見抜くことができる
3つ目に「傾聴」が良い理由に、傾聴力があれば企業からの質問の「本質」を見抜くことができる点が挙げられます。
企業との面接時には、あれこれと質問を受けることが殆どになってきます。
しかし、企業も優秀な人材を確保することに必死です。
あの手この手で求職者の本心・本質を見抜こうとしてくるはずです。
ストレートな質問から、ちょっと回りくどい質問、「引っかけ」のような質問など・・・。
様々な形で求職者の「化けの皮」を剥がそうとしてきます。
求職者としては、できればこの辺りを対応を対策しておきたいところですよね。
しかし、これらの企業側からの変化球のようなものには、前もって対策を取ることは不可能です。
面接官と会ってみるまで「どんな人(企業)なのか」分かりませんからね。
面接の中で、「アドリブ」で面接官を観察し、対処方法を構築していかなければなりません。
そんなときには、やはり「傾聴力」が便利に働きます。
傾聴力がしっかりと備わっていれば、面接開始して5分ほどで、面接官がどんな性格なのか、企業がどんな社風なのか、など。
ある程度の推測を立てやすくなります。
とはいえ、ものの5分では、対策を100%完璧にすることは不可能です。
ですが、傾聴力が皆無であるよりは、合った方が絶対的にマシですし、あった方が成功率も上がるはずです。
質問の本質を見抜くためにも、傾聴力を身に付けて、面接に臨みたいですね。
「傾聴」は非常に難しい!
「傾聴力」は、ただの「聞く力」ではありません。
「傾聴?簡単でしょ?」と思われてしまいがちですが、「傾聴」は慣れるまで非常に難しいんです。
傾聴とは、簡単にいうと、「カウンセラーが使うような技術」のようなものです。
悩みを持っている「赤の他人」に、心を許してもらうくらいのレベルで、話を聴く行為です。
家族や友人の悩み相談とは、訳が違います。
そもそも、「傾く」と「聴く」を組み合わせた単語ですから・・・。
ただの「聞く」とは次元が違うのですね。
心を「聴く」ことが、「傾聴」
ちょっと抽象的になりますが、相手の心を聴く行為こそが「傾聴」という行為の本質になってきます。
相手の「話」は聞きません。
聴くべきものは、「話」に込められた、相手の「心」です。
おそらく、言葉でいくら説明しても、これは伝えきれるものではないと思います。
要は「理解できるか」ではなく「感じることができるか」です。
この力を身に付けた人の多くは、「心理カウンセラー」として活躍する基礎が身に着いているはずです。
極めていけば、人質をとって立てこもっている容疑者に対し「人質の解放」を説得する、いわゆる「交渉人」として、活躍することもできるようになります。
上手く「傾聴」できれば、面接を通過することは簡単!ただし、「傾聴」は意外と難しい!
面接で使える「傾聴力」を身に付ける
面接を突破するためには、「傾聴力」さえあればなんとかなります。
よくある面接本のようなものを読むよりも、「傾聴力」を身に付けた方が、ずっと効果がありますし、応用も効きます。
面接本の頼る前に、まずは「傾聴力」が身に着かないかを考えてみましょう。
具体的にどうするか、5種類の方法
傾聴力を身に付けるためには、いったい何をすればいいのでしょうか。
具体的には、心理的に困っている人の問題解決に力を貸すといいです。
「人助け」みたいなことをすればいいのですね。
また、様々な視点から物事を見られるような視点を持っておくことも、有効になってくるでしょう。
これらの具体例を、以下に挙げていきます。
1:サポート系のコールセンターで働く
まず挙げますのは、最も効率的に傾聴力を高められる方法です。
サポート系のコールセンターで働くことで、傾聴力を高めることができます。
サポート系のコールセンターとは、例えばPCやスマホの購入後に起こったトラブルに関して、ユーザーが相談をするための窓口です。
そういったユーザーの諸症状に対して、オペレーターは電話越しで問題解決を図っていきます。
この仕事を行うには、電話の先にいる「ユーザーの状況」という物を、まずはしっかりと想像しなければいけません。
そして「ユーザーの状況」は、ユーザー自身が電話口から発する言葉を一つ一つ摘んでいき、自分で構築していかなければなりません。
この仕事をすれば、嫌でも傾聴力がつきますよ。
また、単なる機器トラブルなどではなく、いわゆる「クレーム対応」を行う場合は、傾聴力の身に着き方も段違いになります。
クレームというのは、顧客の衝動を駆り立てている「何か」が必ずあります。
その「何か」を見つけない限り、解決することができません。
顧客を駆り立てている、この「何か」を見つけるようなサポートのし方をすれば、自分の傾聴力も磨けますし、顧客も納得してくれます。
Win-Winの状態で対応を完了させることができます。
このような場面でも、傾聴力が良い結果をもたらしてくれることを、実感することができます。
この「何か」が見つからない場合なんかでは、ユーザーと喧嘩してしまうこともあるでしょう。
場合によっては、ユーザーと折り合いが付かずに決裂してしまうこと、あるにはあるのですが・・・。
そうしてしまうと、こっちのメンタルが病んでしまいますね。
2:老人を手伝う
既に別の仕事をしている人が、コールセンターに腰を据えて働くことは、職を変えることになります。
このため、わざわざコールセンターで働くことは「あまり現実的ではない!」という人も、多くて当然だと思います。
そういう人には、「老人の手伝い」をしてみることを、お勧めいたします。
老人は、肉体的にも衰退してきています。
また、ここ最近のIT技術による世の中の変化に、ついていけていない人も多くいます。
「困っているけれども、なんともならない。」
「何て伝えたらいいのか、分からない。」
そういう思いを抱えている人は、意外と多いものです。
このため、身近にいる老人たちが、何か「困っていそうだなぁ」というものがありそうであれば、ぜひ力を貸してあげるようにしてください。
そして、老人たちが何に困っているのかを、しっかりと分析して、割り出すようにしてください。
その際、決してお節介のような対応をしてはダメです。
お節介のように優しく手伝っても、それはあなたの傾聴力を磨く結果には繋がりません。
老人が本気で悩んでいるものに「さり気なく」力を貸す。
それこそが「傾聴」になります。
もしも身近にいる老人が、何にも困っていないのであれば、
①それは本当に困っていないのか。
②あなたを信じるに値しない人と見なしているか。
この2パターンが考えられます。
「他人から信用を得ること」も、傾聴力のうちです。
もしも後者の②の方のパターンであれば、信用を勝ち取れるようにするところから頑張ってください。
3:他人へのプレゼントを贈る
他人へのプレゼントを贈る行為も、単発的ですが傾聴力を磨く練習になると思います。
そもそも他人へ「プレゼントを贈る行為」って、何気なくやっていますけど非常に難しいですよ。
「プレゼントの中身うんぬん」ではなく、コミュニケーションの一環として、ただ物を贈ったり受け取ったりしているだけの場合は、除きます。
その場合は、「物のやり取り」という行為自体に価値があるわけです。
プレゼントその物には大した価値が込められていない場合が殆どだからです。
本気で相手のことを考えて、厳選したプレセントを用意する場合は、非常に気を遣います。
それこそ、送る相手のことを、徹底的に分析する必要が生じるからです。
・趣味
・性格
・好きな食べ物
・休日の過ごし方
などなど。
この他にも考えるべき要素は、たくさんあるはずです。
これらを全て考えてた上で、最適であるというものを選び抜き、相手に贈ります。
このときに贈るものこそが、真のプレゼントです。
物の受け渡しに価値がある行為ではなく、プレゼントそのものに価値がある、贈呈行為です。
多くの人の場合では、プレゼントを贈る行為は、贈り手側の「一方的な自己満足」で終わってしまっている場合が殆どだと思います。
それはそれで楽しければいいのでしょうが、「傾聴力」を磨く意味では全くの無駄な行為になってしまいます。
もしも「傾聴力」を磨くためにプレゼントを贈る手法を採用したいのであれば、まずはしっかりと贈る相手のことを分析しましょう。
そして、「贈る自分」の感情なんかよりも、「受け取る相手」の感情を全面的に優先して、物選びをするようにしましょう。
そうすれば、「傾聴力」は磨かれていきます。
4:デッサンを描く
デッサンを描く行為でも、「傾聴力」を磨くことができると言えるでしょう。
デッサンとは、このようなものです。
そんなに上手くはありませんが、こちらは過去に僕が描いたデッサンです。
なぜ、デッサンを描くことで、傾聴力を磨くことができるのでしょうか。
その理由は、デッサンというものが、モチーフとなるものをたくさん観察しなければ上手に描けないものであるからです。
物事を観察する力が磨かれていけば、自然と人間の心理を分析していく力も向上します。
上手なデッサンを仕上げるためには、観察が不可欠です。
例の写真で言いますと、これは「マルス像」に「立方体の骨組み」が引っかかったようなものが、モチーフになっています。
マルス像は、左脚に体重をかけて、右肩を上げながら首を傾けています。
まず、このような点を観察によって見抜く必要があります。
他にも、観察するべきところはたくさんあります。
例えば、立方体の骨組み。
濃い青色をしていました。
その濃さと、マルス像の白さが対比のように映えるため、色彩差をつけて描く必要がでてくるわけです。
そして、全体的に前後の奥行関係も、上手く表現していかなければなりません。
また、マルス像の石膏の質感も、柔らかいけれどもかっちりとした感じで、描き分けることが求められます。
このように、デッサンとは様々なシチュエーションを上手く見抜いていき、画面に表現していかなければならないのです。
観察を適当にしていたり、そもそも観察力が足りないままデッサンを進めていくと、「下手くそなデッサン」ということで仕上がってしまいます。
しっかりと物事を観察して、「上手なデッサン」の枚数を増やしていけるようにしてください。
そうすれば、自ずと人の心を分析する能力も向上します。
そしてそのことは、傾聴力の向上に繋がっていきます。
5:小説を読む
小説を読むことでも、「傾聴力」を磨くことは可能です。
本であれば何でもいいという訳ではありません。
読むべきは物語。
啓発系の本などのジャンルは、「傾聴力」を磨く観点から言えば、読んでもあまり意味がありません。
物語系の小説の何がそんなにいいかというと、登場人物がたくさん出てくる点です。
登場人物がたくさん出てくれば、その分だけ物事の考え方もたくさん出てくることになります。
1つの物語を、登場人物の数の分だけの視点から読むことができます。
このため、1つの物事に対して、自然と様々な考え方をもつきっかけを得ることができるようになります。
自然と「傾聴力」を磨いていくことに繋がっていくのです。
この時の読み方としては、自分とは合わない登場人物の考え方があったとしても、受け入れることです。
物語を読んでいけば、「こいつ、なんでこんなこと感じてるんだ?」と疑問に思ってしまうような場面に出くわしてしまうことは、絶対にあると思います。
その時には、登場人物のことを否定せずに、共感してあげるようにしましょう。
否定は絶対的にダメです。
「もしかしたら、こうこう、こういう事情で、この人はこう思ったのかもしれない・・・!?」などと、自分なりに思いを馳せてください。
それをやらずに、自分と感じ方の違う登場人物の言動に対して、全て否定してしまっては、小説を読む意味が薄くなってしまいます。
上の方でも説明しましたが、「傾聴」は「心の声を聴く」行為です。
言い換えれば、「傾聴力」とは「共感力」ということにもなり得ます。
自分の感性と合わない登場人物の言動は、否定せずに「なぜこの人は、こういう言動をとったのか?」と興味を持つようにしましょう。
物語の中の架空の人物にすら共感できないのであれば、実際の面接の場を上手く潜り抜けることも難しいと思います。
「傾聴力」を構成する要素
「傾聴力」を構成する要素について、簡単に確認してみましょう。
まずは復習ですが、「傾聴力」とは傾聴する力。
そして「傾聴」とは、心の声を聴くこと。
つまり「心の声を聴く力」です。
相手に寄り添って、赦してもらって、本心や抱えている悩みなどを教えてもらおうとすることです。
適当に聞いていては、相手は心を閉ざしてしまいます。
心を閉ざされてしまっては、傾聴は失敗に終わります。
以下からは、傾聴するためのテクニックとして、心理学の世界で一般的に取り入れられていることを確認してみます。
態度・姿勢
傾聴をするためにまず必要なこと。
それは傾聴する「態度」や「姿勢」を示すことです。
やはりしっかりと傾聴体制に入っていない人に対しては、人は心を開きたくはないものです。
「私は傾聴する状態に入っていますよ!」
「あなたの心の声が聴きたいんですよ!」
このようなことを相手に伝えるためには、やはりそれ相応の「態度」や「姿勢」を示さなければなりません。
以下には、傾聴姿勢を相手に示すことができる、「態度」や「姿勢」の一例をご紹介したいと思います。
・相手の目を見る
・相槌を打つ
・前のめりになる
・リアクションを取る
・表情を豊かにする
とりあえずは、ざっとこんなものでよろしいかと。
これだけのことをすれば、どんな相手でもあなたに対しては、最低限の「心の扉」を開いてくれるはず。
また、心の扉を開いてもらったあとからも、これらの「態度」「姿勢」は崩さないようにしてください。
意識して崩さないようにするのではなく、もしも自然と崩さずにいられるようになったのだとしたら。
その時には、あなたに相当な傾聴力が身に着いたことの証拠にもなります。
ミラーリング、バックトラッキング
ミラーリング、そしてバックトラッングといった技術も、傾聴を養成する要素になります。
カタカナになっていて分かりにくいかもしれませんので、順に説明いたします。
まずミラーリング。
これは、相手の<喋り>や<動き>をさり気なく真似ることです。
真似る要素としては、主に以下のようなものが想定されます。
<喋り>
・口調
・声のトーン
・口癖
・独自の言い回し
・喋る速さ
<動き>
・表情
・視線の動き
・体の傾き具合
・腕の動かし方
などなど。
ポイントは「さり気なく」行わなければいけない点です。
これが慣れるまでは何気に難しいです。
売れているキャバ嬢なんかでは、この辺りの技術をしっかりと体に染みつかせて接客をします。
客が酒を飲んだタイミングで、嬢自らもグラスを口元に近づけて「ミラーリング」します。
グラスを持つ左右の手も、客と同じ方を使います。
グラスを口に当てて、酒を口の中に流し込む時間までも、同じくらいに合わせます。
バックトラッキングは、簡単に言えば「オウム返し」です。
相手の言ったことを、反復します。
10代の頃の英語の授業の時に「リピート アフタ ミー」と先生から言われて、英単語の発音をリピートした記憶がありますが、あれに近いですね。
基本的には、相手の発言の中から、「相手の感情が籠っていそうな単語」を見つけて、それを同調する形で反復すればOKです。
例えば、

と言われたら、

と返します。
また、

と言われたら、

と返します。
こんな具合です。
簡単であるからこそ、乱用しがちになってしまうため、使い過ぎないように注意してください。
ミラーリングもバックトラッキングも、人間の本能に訴えかけて、好感度を上げるための心理テクニックです。
人間は集団で生きる生き物です。
集団で生きていくために、同族、似た者に対して「好意的な感情」が湧くように、脳が作られています。
ミラーリングやバックトラッキングを使って、「私はあなたの敵ではありませんよ」「私はあなたと同族・似た者ですよ」と、相手の本能に訴えかけるのです。
相手の話を言い換え・要約
相手の話を、自分の言葉で言い換えたり、要約してあげることも、傾聴力の養成に非常に役立ちます。
一般的に、「聞いてほしいこと」を抱えている人というものは、ダラダラと長い発言を繰り出す傾向があります。
もしもそんな人たちが、長文でだらだらと話をしはじめましたら、まずはその話を自分なりに要約してみてください。
それらの要点を掻い摘み、「発言者の心」に寄り添って、発言者の「真の発言意図」を要約して反復するのです。
そうすることで、発言者は「この人は、私の話をしっかり聞いてくれている!」「私の本当の想いをしっかりと汲み取ってくれている!」と感激してくれるのです。
結果的に、大きな信用を勝ち取ることができるわけです。
話をしっかり聴いて、要約して反復するだけで、信用を勝ち取ることができるんです。
かなり効率がいい技術であると、思いませんか?
注意点としては、決して上から目線にならないこと。
要約して反復をするとなると、ついつい「つまり、それってこういうことでしょ?」とぶっきらぼうな返しになってしまう恐れがあります。
そういう返し方をしてしまうようでは、まだまだです。
発言者の方としては、自分自身でも訳が分からなくなっていう悩みを心に抱えています。
そして、それを解決するために、あなたに相談をしてきているのです。
確かに、要点だけ掻い摘んで、返答すれば、「論理的には」解決することができるかもしれません。
しかし、それでは優しさが足りません。
相手の心に寄り添うことができていません。
問題解決もそうですが、それと同じくらいに優しさが必要です。
「難しいですよね。」
「辛いですよね。」
このようなワンクッションを前において、それで反復したりしてください。
それだけでも、印象が良くなるはずです。
「傾聴力」を身に付ける方法は、いろいろあります。
その中でも、特定の要素を意識して、練習をしてみると、効率よく身に付けられますよ!
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