小指を薬指と分離させたい・・・。一緒に動いてしまうこの指を、別々に動かすことはできないものか。5つの方法を考案!
ピアノを弾いているときに強く感じることですが、薬指と小指って連動してしまいませんか。
特に小指を動かそうとすると、たちまち薬指も連動して動いてしまいます。
「他の指には一切起こり得ないのに、なんでこの2本の指だけ・・・」
って思いますよね。
今回の記事では、どうも制御しにくい「薬指と小指の関係」について、記述していきたいと思います。
小指を独立させることはできるのでしょうか。
小指を薬指と分離させたい・・・。
「小指と薬指を分離させたい・・・。」
ピアノに関わらず、バイオリン、ギターなどなど・・・。
楽器をやっている人であれば、誰しもが一度は思ったことなのではないでしょうか。
小指と薬指を分離させることは、はたして可能なのでしょうか。
なお、以下当記事では指の医学的な構造についての詳しい解説などは致しません。
理由はいくつかありますが、僕が医学の素人であることが、もっとな理由です。
分離させることはできる
結論を先に描きますと、小指を薬指から分離させることはできます。
「それ相応の練習」をすれば、結果として分離させて動かすことができるということです。
全員が分離させられる訳ではない
ただし、生まれつきの体の構造の関係で、どうしても分離させることができない人もいるようです。
そういう人は、無理やり練習をすれば、当然指を痛めてしまうことになります。
様子を見つつ、自分の体に無理がないように、練習を積むようにすることがよさそうです。
小指を薬指から分離させるための5つの方法
それでは、さっそく参りましょう。
ピアノ弾きにとって効果的な「小指を薬指から分離させる」ためのエクササイズ。
1:A/C#コードを弾きまくる
まずご紹介したいのは、鍵盤上で特定のコードを弾く方法です。
例えば、左手の指の独立性を高めたいのであれば、A/C#コードを弾きまくることが有効であるように思います。
この時に使う指は1・3・5です。
ピアノの教本にも載っているような、お馴染みの指づかいですね。
コードの抑え方と注意点
ベース音であるC#を小指、三度の音であるEを中指、そして五度の音であるAを親指で押すのです。
このエクササイズのポイントは、薬指の位置。
薬指はこのコードを抑える場合は、邪魔な存在になります。
このため、鍵盤に触れないように上に踏ん張って、上げていなければならなくなります。
その一方で、小指はコードをベース音を抑える必要があるわけです。
しっかりと鍵盤を抑えていないといけませんね。
これらのことで、小指と薬指を、徹底的にいじめることができるのです。
2:伸ばした薬指を固定して、小指を動かしまくる
2つ目の方法に、薬指を伸ばした状態で固定し、小指を曲げるストレッチがあります。
この方法は、仕事中でもデスクに座りながらできるので結構お薦めです。
電車の移動時間などでもできますね。
この方法の考え方は単純。
小指を曲げたときに連動して薬指も曲がってしまうのであれば、薬指が曲がってこないように始めから固定しておくという発想が根底にあります。
この方法をやることで、いかに薬指と小指の連動性が高かったのかを、改めて実感することができます。
ポイントは2つ
薬指を固定する際は、以下の2点が動かないように気を付けてください。
・指の先端
・第二関節
この二か所は、動いてしまいやすい箇所です。
動画のように、きちんと右手で抑えておくと、いいかもしれません。
注意しましょう。
指を痛めやすいので注意
この方法をやると、腕の筋肉がジ~ンとしてきます。
なんというか、「普段使っていない筋肉の動きを、取り入れているんだなぁ~」という気分にさせてくれますね。
しかし、普段やらない動作であるからこそ、注意が必要です。
このエクササイズは、調子に乗って力づくで行うと、指を痛めてしまいやすいです。
特に薬指の付けね辺りです。
あくまで手は傷めないようにしましょう・・・。
そして一方で、心地よく筋肉に響かせられるように。
ちょっと難しいですが、この絶妙なラインこそが、効果的な結果を生むように思います。
3:専用の道具を使う
それ以外にも、専用の道具を使って、指の分離を図る方法もあります。
有名なものとしては、以下のような器具が。
指単位で、筋トレを行うことができる器具です。
例えば、中指にあたるピストンを重くし、小指にあたるピストンを軽くすれば、小指のトレーニングができます。
小さいので持ち運びも楽ですね!
4:ハノンを弾きまくる
小指と薬指の分離は、ピアノ演奏のための指の分離から始まりました。
それならば、ここは思い切って基本に戻ってみるのが以外にも良かったりすると思います。
ハノンを弾きまくってみてもいいのではないのかと思う訳です。
ハノンを弾きまくれば、他の指の筋肉も鍛えれられて、練習面での効率も向上するでしょうしね!
早い話が「練習していれば、自然と自由が利くようになる!」というものです。
また正直、ピアノ演奏においては、ハノンの動きをしっかりと身に付けていることができていれば、指の稼働としては十分かと思います。
動き自体にはそれ以上のものも求められるでしょうが、あくまで「指の稼働」としてみた場合では十分なはずです。
このため、思い切って特別な筋トレなどをせずとも、ハノンだけしっかりやっていれば十分であったりするのです。
続くかどうかは別にして・・・。
5:「3」のポーズをする
小指と薬指が連動してしまう場合、恐らくはその「手」そのものの使用頻度も低いのだと思います。
右利きの人は左手の「小指・薬指」が連動してしまうのではないでしょうか。
左利きの人も、逆でまた然りだと思います。
この場合は、使用頻度を単純に上げれば解決する場合があります。
そんなケースの場合に有効かと思われるのが、「3」のポーズを指で作ること。
意外と手に効きます。
「3」人のポーズとは、差し指、中指、薬指を立てる、あのポーズです。
連動してしまう方の手でこのポーズを取ると、思いのほか指の付け根辺りが刺激されるのではないでしょうか。
このポーズが効果がありそうだと感じた人は、定期的にこのポーズを作るようにしてください。
ゆくゆくは、親指のサポート無しで、「3」のポーズが作れるようになれればベストであると思います。
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