部下から怒られたり叱られたりする人の特徴! なぜあなたは部下から当たられるのか?
僕の働いている会社には、当然ながら「管理職」の立場の人が何人かいます。
しかし、全員とまでは言いませんが、多くの管理職が部下から信用されていません。
そして、その中でも一人、課長に関しては部下から直接歯向かわれています。
部下から呼びつけられて、部下から足を組まれて叱られている姿を目にすることも珍しくありません・・・。
さて。
どうしてこのようなことが起こってしまうのでしょう。
部下が偉そうにして課長を叱りつけるなんて。
僕はこの組織に所属をしながら、自分なりに考えてみました。
今回の記事では、その考えをまとめたものを記述していきたいと思います。
部下から怒られたり、叱られたりする要因
世の中には、会社で上の立場にいながらも、下の立場にいる人から強く当たられることがあります。
その時の部下からの当たりは、ただ感情に任せた「怒り」であったり、時には理屈に沿った「叱り」であるかもしれません。
なぜ部下たちは立場が上にある人たちであっても、突っかかって絡んでくるのでしょうか。
以下から単刀直入な表現で記述していきたいと思います。
1:上司が無能であるため
まず一言でいいます。
考えられる理由は「上司が無能だから」というものです。
上司が無能、要するに仕事ができないと、部下たちがイライラしてしまうでしょう。
冷静に考えていただければ、この理屈は理解していただけると思います。
ただし、一口に「仕事ができない」と言っても多くのパターンが存在するでしょう。
以下に細かく分類分けしてみたいと思います。
状況が理解できない
「上司が無能」という多くの意味を持つ言葉ですが、中でも「状況が理解できない」ために無能になっているというパターンが多いように思います。
例えば、営業視点でしか物を見ずに、工場の状態を一切考慮しない。
「ある商品」があって、工場では一日に生産できる数が限られています。
それを客先から膨大な数の注文を受けて、「あ~、いけますいけます」と確認もせずに即座に快諾してしまうのです。
後になってから工場からクレームを受けた事務所の部下Aくんに、こっぴどく叱られるのです。
また社外秘の情報を平気で社内に流出させてしまう上司も「状況が理解できない」無能な上司てあるといっていいでしょう。
先日は僕の会社で社外秘の情報が顧客に流出していました。
大事になったのですが、原因を突き止めてみると上司が顧客から言われて、「あ~、良いですよ」とか言って情報を渡してしまった様子です。
もちろん大問題ですね。
部下の仕事を増やす
上司の尻拭いのようなものです。
部下の仕事を増やしてしまうような上司は、部下から恨まれてしまいます。
当然ですよね、何も会社以外の人間関係にも当てはまると思います・・・。
その仕事が重大なものであればあるほど、部下からの恨まれ方も大きくなるでしょう。
特に自分で解決させずに、部下に仕事を丸投げしてしまうような上司は最悪ですね。
弊社の課長には、部下に仕事を丸投げしているような様子が見受けられます。
このためか、おそらくは部下からの信用は完全に失ってしまっているのではないかと思います。
本人としては「そんなことないよ」と、決して部下に仕事を丸投げしているつもりはないと言い張っているのですが・・・。
顧客から舐められる
顧客から舐められている上司は、やはり部下から嫌われてしまうでしょう。
上司というものは、部下からしてみれば頼りがいのある存在であってほしいものです。
「何かあった時にはこの人を頼れば安心だ!」
そう思わせてくれる上司と言うものが理想的です。
このため、社外の重役とのパイプ役にもなるべき上司が、上司として機能してくれていないと、部下からは不信感を買われてしまいます。
いくら課長が無能だとしても、さすがに会社的も、形上は課長職としての働きを任せてくれたりもするでしょうが・・・。
社外から舐められてしまえば、当然社内からも舐められてしまいます。
プライドだけ高い
上記に説明した要素の能力は、上司たるものには必要だと思います。
ですがこれらが欠けており、しかしながらプライドだけ管理者クラスに高いと、部下から嫌われてしまいます。
またもや弊社の課長を例にあげましょう。
彼は部下から怒られたり叱られたりすると、いつも必ずこう言います。
「そりゃあ、そうだ!」
自分には非しかない(部下は正論しか言わない)ため、部下から言われた内容を否定することができません。
かといって、素直にそれを受け入れてしまうことは、課長としてのプライドが許しません。
このために出てくる言葉というものが「そりゃぁ、そうだ!」というものになってくるのではないかと思います。
こう言っておけば、部下からのお叱りを受け入れつつ、課長としてのプライドを守ることができますからね。
しかし、やればやるだけ社内での立場が悪くなっていくでしょう。
2:責任感が皆無
仕事ができないことに加えて、意識の面でも「やる気が無い」、もしくは責任感が皆無だったりすると、完全に部下からの信用を失います。
正直言えば、まだ上の「1:上司が無能であるため」に書いたような内容だけで収まっていれば、救いようがあります。
(いや、会社のカラーによっては、ここで既にアウトかもしれません・・・。)
しかし、これから説明する責任感が皆無であることは、どんな組織においても上司と部下の立場を逆転させてしまうようなものの決定打となってしまうでしょう。
休日を挟むと先週の仕事を全部忘れる
休日を挟むと、先週の仕事の内容をきれいさっぱり忘れてしまう人がいます。
まぁ、弊社の課長なのですが・・・。
この手のタイプは、部下からしてみれば最悪ですね。
部下が「課長、先週の例の件、どうですか?」なんて聞いたところで、「先週の件? なんだっけ?」なんて返されてしまっては、部下のやる気も失墜してしまいます。
心の中で「ふざけんなよ!」とでも叫びたくなってしまうことでしょう。
ミスしてもヘラヘラしている
ミスしたときにヘラヘラした態度を取ってしまうことも、決定打となってしまうでしょう。
管理職とはいえ、課長も一人の人間ですね。
確かに間違ってしまうときだってあるはず。
だからこそ、そういう時には部下に対してであれ、真剣な表情で謝罪をするべきです。
しかし、それすらもせずに、ヘラヘラとした態度でいるとどうなることでしょう。
印象としては最悪ですね。
部下たちのことを煽ってしまっているようなものになります。
ミスをしたときは、必ず申し訳ない感情を表現するようにしておくべきですね。
部下から強く当たられる決定的なこと
ここまでは、「部下から強く当たられてしまう要因」となり得るものについてを確認してみました。
では、これらの要素を何個満たしていれば、部下から酷く言われるようになってしまうのか・・・。
以下からはその点についてを確認してみたいと思います。
これらの要素全てに当てはまるとアウト!
確かに、その会社それぞれのカラーのようなものがあるでしょう。
なので一概に「●●個当てはまっていたらアウト!」などと断定することはできません。
しかし、今回紹介した要素の何個かが当てはまっていた程度では、恐らくは部下から強く言われることは稀だと思います。
8割くらい当てはまってさえないければ、大丈夫なんじゃないかなぁと思います。
つまりは、「仕事ができなくても、しっかりと責任感を持っていさえすれば大丈夫である」ということになります!
責任感を持って仕事を行うこと
責任感を持って、上司ヅラをして仕事をこなしていれば、少なくとも部下から強く言われるようなことはなくなると思います。
もしかしたら、裏でコソコソと陰口をたたかれる可能性はあるかもしれませんが・・・。
ちなみに僕の会社の部長がそのタイプです。
(課長ではありませんよ)
部長も課長と同じように、仕事自体はそんなにできないようです。
しかし、部長らしく、何事にも勇ましく取り組んでいらっしゃる。
仕事が生き甲斐なのかもしれませんが、顧客の「誰々」が、「いつ」「どこで」「何を」「どうしたのか」を、時間がたってもしっかりと覚えています。
この辺りが課長とは違う点ですね。
部長はこういう仕事ぶりであるため、訳の分からないことを犯してしまっても、部下から叱られるようなことは一切ありません。
ある意味で「部長になるべくしてなっている」と言えるのかもしれませんね。
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