お金をかけてBlenderを習うのであれば、MAYAや3dsMAXを学ぶようにするべし
Blenderの習得って、難しいですよね。
ですが、もしもBlenderの習得に「お金」をかけて解決させようとしていましたら、それはやめた方がいいと思います。
どうしても「お金をかけてBlenderというソフトを習得したい!」という人がいましたら、そこは一旦立ち止まってください。
その代わりにMAYAや3dsMAXといった「プロ用ソフト」を習得することを検討していただきたいと思います。
お金をかけてBlenderを習うな
別の記事で、世の中にあるBlenderを習うことができる教室やスクールの存在についてを記載いたしました。
その記事の内容をざっくりと纏めてしまうと、「Blenderのスクールや教室に通ったからと言って、Blenderが上達するわけではない」というものになります。
「スクールや教室に通うと『Blenderというソフト』の使い方を知ることはできるだろうが、上手くなるかどうかはまた別の努力が必要である。」
という内容でした。
3DCGソフトの習得にはお金をかけるな
基本的には「3DCGソフトの習得のためにはお金はかけるべきではない」というのが僕の考えです。
理由は簡単です。
お金をかけて習ったところでマスターするまでの課題が多すぎて、とてもではありませんが習得しきれないからです。
それこそバイオリンやピアノのレッスンと同じように、「自宅でソフトを弄りまくって、週に1回先生に相談をする」というような習い方を何年もかけて続けていくのであれば、理に適っているかも分かりません。
しかし3DCGの習得を何年もかけているようでは、いろいろと先が思いやられます。
自分から好奇心を持って、バリバリと編集作業をこなしていく姿勢というものが上達には求められるわけです。
教本にはお金をかけるべし
この意味では、習い事ではなく「教本」にお金を出すことは非常に有意義であると思います。
ここで大事であると僕が説明していることは、Blenderに対して「興味」を持つことです。
教本であれば、自分からページを捲ることで、能動的な姿勢を手に入れることができます。
その反面、習い事だと姿勢が受け身になりがちです。
Blender以外にも言えると思いますが、受け身になってしまったら、伸びません。
興味を持ちましょう。
習い事にお金をかけても上達しない理由
別の記事でも説明しましたが、Blenderのスクールや教室に通っただけではBlenderは絶対に上達しません。
さきほどのピアノやバイオリンの話を再度使いますが、楽器の習い事の場合も家で沢山練習してこないことには、上達しませんよね。
楽器を習っている人の中には稀に「週に一度のレッスンの時だけ楽器に触る」というような人がいるようですが、そういう人は上達の伸びが遅いはずです。
演奏中に、何度も何度も同じところで躓くでしょう。
ですが先生としては、生徒から学費を貰っている側であるわけですから、生徒を楽器嫌いにさせるわけにはいきません。
きっと「お情け」の合格を与えてくれるでしょう。
生徒の上達よりも、生徒が楽器を辞めないでいてくれるほうが重要ですからね。
楽器の上達は、結局は楽器が好きで、家でも一人でどんどん演奏してしまうような人が伸びていきます。
Blenderと「楽器」は似ているが、異なる
このことがBlenderにも当てはまりますね。
やはり自分のPCで、自主製作を熱意を持って作っていくことができるのかが、一番の上達の近道になるのです。
ただ「Blender」の場合は「楽器」と違って、表現されたものが客観視しやすいです。
バイオリンやピアノの場合は、「自分の音がきちんと鳴らせているか」、「タッチが綺麗か」、「ボウイングが綺麗か」。
そういったものが自分で判断しにくいです。
”G”の音を鳴らすべきなのに”A”の音が鳴っていても気づかないことが、独学で演奏していると出てきてしまうでしょう。
ですから、音楽教室は需要があります。
ですが、Blenderなどの3DCGはどうでしょう。
3DCGの正解なんてないですよね。
音楽教室のような学び方は、実は不向きであるように思います。
3DCGの上達をどうしてもお金で解決したい
3DCGソフトを学習中の身であれば、自分だけではどうにも問題解決ができない局面というものとどうしてもぶち当たります。僕の場合はその度に無駄な時間を大量に投じることで、強引に突破をしてきました。2ちゃんねるの掲示板に書き込んだりしても、返事が返ってくるのが数日後とかいうこともありました。しかし中にはそういう解決方法を図ることができない人だっていることでしょう。
「お金で解決できるなら、そうしたい」
そう思う人もいるはずです。
お金をかけるならばMAYAや3dsMAXに
どうしても「時間」ではなく「お金」を使うことで、3DCGの「障壁」を乗り越えたいのであれば、僕は「Blender」を辞めて「MAYA」や「3dsMAX」を扱うようにした方がいいように思います。
そもそもBlenderの利点はダウンロードが無料であること。
もしも3DCGの問題解決に充てられる予算が大量に用意できるのであれば、その時点でBlenderである必要がないわけですね。
MAYAや3dsMAXといった、いわゆる「プロ用ソフト」を導入した方がいいかもしれません。
「プロ用ソフト」を扱うことで、以下のようなメリットも生まれます。
サポートやコミュニティが充実
MAYAや3dsMAXであれば、サポートやコミュニティが充実しているようです。
一応Blenderにもサポート的なものはありますが、十分なものとは言えず・・・。
Blenderを使用し続けた僕は、結果として2chの掲示板を頼ることになってしまったわけですからね。(笑)
そもそもMAYAや3dsMAXの場合は有償でDLするものなので、製造元であるAutodesk社としてもそれなりのサポートが受けられる環境を用意しているようです。
※僕自身がMAYAや3dsMAXのサポートを利用した経験がないため、詳しいことが何とも言えていなくて申し訳ございません。
スキルとしてみなされる
結構これは重要かもしれません。
MAYAや3dsMAXは、扱うことができればスキルとしてみなされる傾向があります。
Blenderも同じような3DCGソフトであるはずなのですが、なぜか業界では認められていない傾向がありますね。
例えば3DCG関係の採用において、同レベルの「Blenderができる人」と「MAYAができる人」が応募していたとしましょう。
学歴や年齢などがほぼ同じであれば、企業は「MAYAができる人」の方を選ぶはずです。
10社中10社がそうなると思います。
これは僕がBlenderしかできない中で就職活動をした中で、大いに知らしめられたことです。
それほど、「プロ用ソフト」の肩書は強いですね。
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