Blender初心者が始めに覚えるべき8つのショートカットとは?

2021年1月24日

今回の記事では、Blender初心者の方が初めに覚えるべきショートカットについて確認していきたいと思います。

僕の個人的な経験としては、超基本の3つと、モデリングに便利な5つの、計8つのショートカットさえ初めに覚えてしまえば、楽しくBlenderを進めていけると思います。

 

 

超基本的な3つのショートカット「G」「R」「S」

まずは超基本となるショートカットです。何としてもこの3つを覚えなくては話になりません。

 


「G」…移動

Gを押すことで、選択したものを動かすことができます。

移動は、マウスポインターを動かすだけです。

 

「R」…回転

Rを押すことで、選択したものを回転することができます。

 

 

「S」…拡大・縮小

Sを押すことで、選択したものを拡大したり縮小したりすることができます。

 

 

「G」「R」「S」について+αの話

今から説明することは、+αの知識になります。余裕が合ったら確認してみてください。

 

回転や拡大・縮小には基準点がある!

回転や拡大・縮小には基準点があることを、ここでお伝えしておきたいと思います。

詳しい説明は省きますが、上部にあるこちらから基準点の概念を変更することができます。

「3Dカーソル」「それぞれの原点」が、最も多く使うことになると思います。

ちなみに上記の動画は、「それぞれの原点」を選択した状態でSを押しています。

特に理由がなければ、最初のうちは「それぞれの原点」を選択しておけばいいでしょう。

 

「X」「Y」「Z」で変形方向をを指定!

実はGRSは、それぞれ変形軸の指定をすることができます。

例えばX軸のみに移動をしたい場合は、GXを押せばOK。

X軸方向(つまり正面から見て向かって横方向)のみに移動可能になります。

 


初心者の快適なモデリングのための、たった5つのショートカット

初心者の方の場合は、とにかくモデリングをしたいところだろうと思います。

このため、次点でモデリングに関するショートカットを確認していきたいと思います。

 

「J」…頂点の経路を連結

頂点を複数選択した状態でJを押すことで、選択した頂点を繋ぐことができます(経路の連結)。

ちなみに、この時に生成された辺によって、面は分割されます

 

 

 

「F」…辺や面を生成する

複数の頂点や辺を選択した状態でFを押すと、状況の応じて「辺」や「面」を生成することができます。

 

辺の生成

2つの頂点を選択した状態でFを押すことで、頂点間に辺を生成することができます。

これはJと違って、面を分割する機能はありません。

あくまで、頂点間に新しく辺を生成するだけです。

 

面の生成

3つ以上の頂点、もしくは2つ以上の辺を選択した状態でをF押すことで、選択した対象を頂点とした面を生成することができます。

 

「K」…ナイフ

Kを押すことで、ナイフ(Knife)のような動きで頂点と変を同時に生成することができるようになります。

 

Ctrlを押しながら中点に切り込む

Ctrlを押しながらナイフで切り込みを入れると、ちょうど中点を指定することもできます。

 

「E」…押し出し

Eを使えば、面や辺を押し出す形でモデリングを行うことが出来ます。

作例では「面」を選択して押し出す例を提示いたしました。

「辺」でやっても一緒ですし、なんなら「頂点」を押し出すことさえできます。

殆どは面や辺を押し出す形で使っていくことが多くなると思います。

 

 

「Ctrl」+「R」…ループカット

Ctrl+Rでループット処理を施すことができます。

この操作により、簡単に辺や頂点を増やすことができます。

 

本数調整も可

ループカット確定前にマウスホイールを転がすことで、ループカットの本数を調整することができます。

一度に複数本カットしたいときなんかに、重宝する操作だと思います。

作例では、仕上げにShift+Alt+Aで球体に仕上げてみました。