マンションやアパートなどの集合住宅でも、ピアノやバイオリンなどの楽器演奏を楽しむための方法!

2020年3月21日

「ピアノ」や「バイオリン」を演奏するときに、気になってしまうのが周囲への音漏れです。

今回の記事では、集合住宅などで楽器を演奏する場合に、周囲に迷惑が掛かりにくくなるようにするための方法を確認していきたいと思います。

 

集合住宅でピアノやバイオリンなどを演奏する方法

集合住宅でピアノやバイオリンを演奏するとなると、どうしても周囲への音漏れが心配になってしまいますよね。

僕の場合も例外ではなく、周囲への音漏れに関しては、それなりに気を配っています。

(気を配りすぎると楽むことができませんので、あくまで「それなりに」です)

 

2020年2月現在、僕は集合住宅に住んでいるのですが、角部屋というわけでもなく両隣に知らない人が住んでいます。

1~2人暮らし用のマンションであるため、間取り図的にも細長く、どこかの部屋が必ず隣の部屋に壁一枚隔てて面してしまいます。

 

さて。

そんな状況でも、迷惑を掛けずにピアノやバイオリンを演奏することができるのでしょうか?

 

 



弱音・消音器具を使う

方法の一つに弱音・消音器具を使う方法があります。

ピアノの場合は「弱音ペダル」を踏んだり、バイオリンの場合は駒に「消音器」を取り付けます。

 

 

ピアノ

足元にある「弱音ペダル」を踏むことで、鳴らす音を小さくすることができます。

仕掛けとしては、2パターン。

このペダルを踏むことでハンマーが弦を叩く位置をずらすことができます。

ハンマーの待機場所を弦に近づけることができたりして、音を小さくします。

 

グランドピアノの場合はハンマーの叩く位置をずらす構造が多く、

またアップライトピアノ場合はハンマーの待機場所を近づける構造が多いようです。

 

 

バイオリン

駒に「消音器」を付けることで、鳴らす音とを小さくすることができます。

仕掛けとしては単純で、消音器の重みで駒の振動を少なくさせることで、音の響きを小さくしています。

 

 

電子楽器を使う

使う楽器をアコースティックではなく、思い切って電子楽器にしてしまうことも、方法の一つとしては有効だと思います。

電子楽器を使うことで、本来の楽器音は全て電子スピーカーから出力されるものになり、

すなわちそれは音量調整で制御ができてしまうものになります。

 

仮に音量をゼロにしてしまえば、そもそも「音」として出力されません。

 

 

電子楽器でも消せない音がある

ただしピアノの「打鍵音」やバイオリンの「擦弦音」などはどうしても消すことはできません。

物理的にぶつかったり擦れたりしてなってしまうような音は、電子音だとかに関係ありませんからね。

 

電子ピアノの場合は、ハンマーの構造を採用しているものであれば、リアルなタッチ感を得ることができます。

しかし、それを得る事で打鍵音が生じてしまうことも考慮しなければなりません。

打鍵音だけではなく、そのから生じる「振動」も意外と気になってくるものです。

集合住宅で下の階に住人がいる場合は、クレームの原因となってしまう可能性がありますので、注意しましょう。

 

 

電子楽器でも夜中の演奏は控えて

これは僕の考えですが、例え電子楽器であったとしても夜中の演奏は控えた方が得策であると思います。

なぜならば、先ほども説明したように、「電子楽器」であったとしても、消せない音が生じるためです。

 

例えばピアノであれば「打鍵音」がどうしても生じてしまいます。

そして場合によっては、打鍵の衝撃が床に伝わって、下層の住人の部屋にまで伝わってしまう可能性があります。

下の階の住人からしてみれば、たまに上の階から聞こえてくるドタバタの足音がリズミカルになったようなものが、深夜になって聞こえてくるわけです。

睡眠どころではなくなってしまうのではないでしょうか。

 

電子バイオリンの場合も同じです。バイオリンっぽい音は電子音なのでゼロにすることはできますが、どうしても弦を擦った時に発生する音「擦弦音」は抑えられません。

昼間や夜の早い段階であればそこまで気にならないのが正直なのですが、外界も寝静まって、何も聞こえない深夜になってくれば、意外と大きく聞こえてしまうものです。

 

 



電子楽器 × 弱音・消音グッズ

以上、集合住宅で楽器を演奏するための方法について記述させていただきました。

しかし、これらの方法をそれぞれ別個で試さずに、組み合わせていくことでさらに演奏しやすくなるような気がいたします。

以下からは僕も採用している、より「集合住宅で楽器を演奏しやすくするための方法」について説明していきたいと思います。

 

 

電子ピアノ x 遮音シート

ピアノの打鍵の振動を床に伝えにくくするために有効なものの一つに、「遮音シート」を下に敷くことがあります。

僕も使っているのですが、これがあれば打鍵の振動が床まで伝わりにくくなります。

確認のため、ピアノの脚のところに僕の足を置いて、試しに打鍵したときにどれくらい衝撃を感じるかをやってみました。

その結果、ほとんど振動は感じなかったです。

 

もちろんその時に求められる打鍵の勢いだったりで、また変わってくるのでしょうが・・・。

まぁ練習する分には問題ないかと思いますよ。

夜24時までの練習でクレームが来たことは、今のところはありません。

 

僕が使っているものは、こちらと同型のものになります。

よかったら、確認してみてください。

 

 

 

電子バイオリン x 消音機

電子バイオリンでも、擦弦音は防ぐことはできません。

なぜならば、そこに弦があり、駒があるからです。

 

このため「アコースティック用の消音器を電子バイオリンの駒に装着しても、効果があるのでは?」と思った僕は試してみました。

すると、想像通り電子バイオリンの擦弦音が小さくなりました!

さらなる消音効果を得ることができたわけです。

こちらも夜24時までの練習でクレームが来たことは一度もありません。

お勧めです。

 

僕が使っているものはこちらと同型のものになります。